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​イリイン・ゲンナジー
​木賀 真佐子

 1987年ワガノワバレエ学校を優秀な成績で卒業後、オデッサ国立オペラ・バレエ劇場にソリストとして入団。

「ショピニアーナ」、「ジゼル」、「ドン・キホーテ」のエスパーダ等が当たり役として活躍。

その後、レニングラード国立オペラ・バレエ劇場(現ミハイロフスキー劇場)に移籍。

 1998年来日、新国立劇場と契約。「ロメオとジュリエット」のティボルト、「白鳥の湖」のロッドバルト、「くるみ割り人形」のドロッセルマイヤー、「コッペリア」のコッペリウス、「マノン」のムッシューGM、「シンデレラ」の姉妹など重要な役どころを好演、シニアアーティストに昇格。

 2002年、R‐スタジオを創立。

新国立劇場では、アシスタントバレエマスターを経て、バレエマスターに就任。振り付け等も手掛けながら、クラス、リハーサルを受け持ち、ワシントンバレエ学校にもゲストティーチャ―として招待される。シニアアーティストとして舞台に立ちながらも新国立劇場を支えた。

 現在、新国立劇場バレエ研修所、洗足音楽大学でキャラクターの授業を受け持っている。国内の多数のバレエ団において演出、振り付けを手掛け、またクラシック、キャラクターのクラスでは「丁寧な教え方」と定評。

​アーティストとして舞台に立つなど幅広い芸術活動を続けている。

 谷口バレエ研究所でバレエを始める。

 1990年ソ連(現ロシア)に単身留学、ムソルグスキー記念レニングラード国立オペラ・バレエ劇場で研修生として舞台を重ねる。

ロシア連邦功労芸術家、L.P.カミーロワに師事し、クラシックの基礎を一から勉強しなおす。N.ボヤルチコフに認められ、当時としては日本人唯一、バレエ団との正式契約を果たす。

 その後レニングラード国立コンセルヴァトワールに入学。劇場ではソリストとして踊る傍ら、ロシア連邦人民芸術家、G.コームレワのもと1997年、振り付け・教師課程修了、日本人として初めてワガノワメソッドの教授資格を取得。ハンガリー国立オペラ・バレエ劇場で短期教師研修。短期間でコールドバレエのダンサーをソリストに昇格させるなど、教師としての実力を発揮。その後、ハンガリー国立バレエ学校にゲストティーチャ―として招待される。

 1997年帰国。新国立劇場でアシスタントバレエミストレスとして数々の世界的アーティストと仕事をし、経験を積み、バレエミストレスに昇格。クラスレッスン、リハーサルはスヴェトラーナ・ザハーロワやデニス・マトヴィエンコ、アンドレイ・ウヴァーロフらから特に信頼を得ていた。

 2002年、イリイン・ゲンナジーと共にR‐スタジオを創立。2010年まで新国立劇場バレエミストレスを

​勤めたが、現在は新国立劇場バレエ研修所でヒストリカルダンスの授業を受け持つ他、洗足音楽大学での授業も受け持っている。

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